工作室 309 カメラバッグ2(FUJIFILM AUTO-8用)
以前作ったFUJIFILM AUTO-8用のカメラ吊下げ袋をベルトに吊下げてカメラ撮影に使っていたところ、階段から降りる途中でこのようにホックが外れて落ちてしまいました。幸いカメラ本体には影響がありませんでしたが、ホックで止めて置いたのは強度不足でした。
そこで、思い切って作り直して、首から吊下げる方式にすることにしました。
設計
前回のカメラバッグと寸法が違います。またベルトの取付け方式も違います。
左の画像をクリックすると、別タブで型紙のPDFが開きます。
製作
表地はおなじみの猫模様の生地です。厚みがあって丈夫です。裏地も同じサイズでカットしています。
側面とDカンようの生地もカットしました。
蓋を作ります。
裏地と中表に重ねて、縫い線を描き入れます。
縫ったら、余分な部分をカットします。曲線部はぎざぎざにします。
表に返してアイロンで整えました。
マジックテープを縫付けました。位置を水色のフリクションペンで書いていますが、これは後でアイロンの熱で消えます。
次にDカン用のタグを作ります。60mm幅を四つに折りたたんで、15mm幅にします。
15mmのDカンを挟んで、根本を縫い止めました。
次にやっと本体ですが、最初にマジックテープを縫付けておきました。
裏には接着芯を貼り付けてあります。端材を使ってので、つぎはぎになってしまいました。縫い代の10mを開けているのは、縫いやすくする為です。m
側面のほうも同様に接着芯を貼り付けました。
縫いました。
底の四つの角は斜めにカットしておきます。
表に返しました。
Dカンを仮止めします。
蓋も仮止めしました。
次は内布です。前回はうっかり返し口を空け忘れましたが、今回は70mm空けました。
表地と同じように底の四つの角は斜めにカットします。
その中に、表布を中表に差し込みました。蓋などで厚みが増している為、かなり窮屈です。
口を縫い代10mmでぐるっと一週縫いました。
返し口から表に返しました。
いつものように返し口はコの字まつり縫いで綴じました。
内布を中に押し込んで形を整えました。
口の周りを縫い代5mmで縫いました。
最後に、アイロンでフリクションペンの色を消しました。
カメラを収納してみます。
完成
ベルトは以前使っていた、ウォークマンケース用の物を使います。最近はずっと使っていないのです。
というわけで、これで完成です。このカメラはスナップ用としてはとても使いやすいので、これで持ち歩きやすくなりました。
2022年8月7日 記