工作室 115 発泡フォーム円形カッター治具

前回は直線カット(平行カット・直交カット)ができる治具を作りましたので、今回は円形に切り出す治具を作る事にしました。

設計

いつものようにSketchUpで設計しました。

左の画像をクリックするとダウンロードできます。

実際に使うときのイメージ画像です。

パーツはこれだけです。

製作

材料の切り出しをします。天板の3枚は斜め45度でカットします。

底板と天板を組み立てます。真ん中の板はこのようにスライドさせますので接着しません。

自作の平行クランプを使って片方の側板を接着します。

接着剤が乾きました。

もう片方の側板からは、このようにスライド天板の取っ手部分を切り出します。切り取り線を鉛筆で描き込んでおきます。

鉛筆の線に沿って糸のこでカットしました。

その側板を接着します。

接着剤が乾きました。ちなみに、この接着作業にも自作の平行クランプを2本使っています。

天板のスライド部を引っ張りやすいように、このように指がかかる切り込みを入れておきます。

取っ手を取り付けます。

この部分にはちょっと力がかかりますから、ビスでしっかりと固定しました。

切り出す試料の中心となる3mmの竹ひご(いつも使っている料理用の竹串)を埋め込みます。

この治具はビスで固定するので、その孔を空けておきます。

完成

スライド部を差し込んで完成です。塗装はいつものようにレモンオイル塗装にしました。

本体の発泡フォームカッターに取り付けます。

試料にはあらかじめ3mmの孔を空けておきます。

電源を入れて試料を回すだけです。この動画は2.4倍速にしていますので、実際はずっとゆっくりと回しています。

きれいに円盤の切り出しができました。

2016年1月31日 記

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