工作室 40 波動スピーカーにアンプ
先週作った波動スピーカーの台座部分にステレオアンプを組み込んでみました。
製作
これが波動スピーカーの台座として適当に作った台座です。6mm厚の板を適当な大きさに切っただけです。適当とは言っても、ある程度はアンプ組み込みのつもりはあったので、無駄にはならないような形にしておいたのでした。
ステレオアンプは失敗作だった空き缶スピーカー2から取り外してしまいました。
音源はmp3携帯プレーヤーを使うので、入力用に3.5mmステレオミニプラグを使います。しかし、いつもの方式だとどうにも収まりがつかないので、今回は自作用のものを使って携帯プレーヤーが自立するように工夫することにしました。
拡大するとこんな感じです。1個50円です。
他にDCジャック、ロッカースイッチ、2連の10Kオーム可変抵抗器(Aカーブ)、1kオームの抵抗器、LEDを使います。
いつものようにパネルは1mm厚のプラバンを使いました。
ミニプラグにリード線を3本はんだ付けします。はみ出した銅線部分は後でニッパーで切り取ってしまいます。
これをパネルに固定するのですが、写真の矢印のくびれ部分を利用します。それに合わせてプラバンを切り出しておきました。
黒いカバーでぎゅっと締めるとしっかりと固定できました。
これを天板にするプラバンに接着します。
フロントパネルにパーツを固定します。
パイロットランプ用のLEDは表面には出さずに裏側から照らし出すようにしようと工夫してみました。4mmの孔をあけてそのなかに差し込みます。
これをパネルの内側に接着します。
ミニプラグを取り付けた天板をフロントパネルに接着しますが、抜き差しに力が加わるので木材で補強してやります。LEDには1kオームの抵抗器を直列につないでやります。。
フロントパネルの配線をします。それにしてもスイッチがでかい!ネットの画像を見て注文するのですが、こんなに大きいとは思わなかった(ー_ー)
こんなに大きくても1個50円ですし、とても軽く動作します。
リアパネルにパーツを取り付けます。
当初はDCジャックだけのつもりでいたのですが、今後の事も考えてアンプとして単独で使えるようにと、スピーカー端子を取り付ける事にしました。以前組み立てた電流帰還アンプキットに付属していて使わなかったものが余っていたので、それを使いました。と言ってもこの写真ではビスとナットしか見えませんね。
アンプにリード線を取り付けます。
台座の方は、木地そのままではみすぼらしいので、波動スピーカーに貼ったシートを貼ってやりました。波動スピーカーと接する部分にはフェルトを貼っておきました。
フロントパネルとアンプを繋ぎます。
リアパネルとアンプ、フロントパネルを繋ぎます。
底にはスポンジの足を貼りました。
ここでやっとスピーカー端子が見えましたね。そうです、普通の赤黒のプラスチック製の物と比べると、ずっと小型できれいな全金属製パーツです。なんだかここだけ高級感があります。ストックパーツ箱の中で眠らせておくのはもったいないから、使えて良かった。
波動スピーカーを載せてリード線を繋ぎます。リード線は一度中に入れてから外に取り出す方式です。見た目重視という訳です。
リアパネルにはバスレフ・ダクトの丸みに合わせて切り欠きを入れて波動スピーカーの載せ位置を安定させるように工夫してみました。
これで完成です。
今回、表面に見える部分には木ねじや釘は使いませんでしたから、とてもすっきりとしています。とは言え、直方体に円柱が乗っかっているのですから、へんてこなデザインではありますね。
斜めから見るとスピーカーユニットが見えます。
試聴
こんな小さなスピーカーからの音とは思えない程の広がり感があります。波動スピーカーの聴く場所を選ばないという無指向性が充分に発揮されています。BGMとして使うには最適です。
おまけ
舞台上で見事な振り返りの切れを見せるモーニング娘。石田亜佑美!
2014年3月16日 記
テレビドラマ『掟上今日子の備忘録』に波動スピーカー登場
テレビドラマ『掟上今日子の備忘録』に波動スピーカーが小道具として映ってました。探偵掟上今日子が出入りする探偵仲介所・喫茶店サンドグラスの一隅に設置してあるのを発見したのです。なぜか左チャンネルがカーテンでふさがれています。小道具係さん、よく理解してないようですね。
2015年10月19日 記