工作室 178 目薬箱

左目の白内障の手術をしました。おかげさまで物をはっきりと見ることが出来るようになり、気分も明るくなりました。現在は術後の治療として三種類の目薬を5分おきに一日4回点眼しています。その為の箱を作りました。三種類の目薬ときっちり5分間隔を測るためのキッチンタイマーをぴったり収納できる箱です。

設計

いつものようにSketchUpで設計しました。左の画像をクリックするとダウンロードできます。

蓋を開けた状態です。

このようなパーツから構成されています。

寸法を描き入れてみました。

製作

厚さ10mm、幅100mmの板を半分に切って、端を45度にカットしました。

カットする刃の厚みがあるので設計図とは違って実際には幅が49mmになりました。

底板と天板を差し込む溝を掘りました。幅が3mm、深さが4mmです。上部の角は内側に丸みをつけました。

厚さ3mm、幅が100mmのアガチス材から天板を切り出しました。底板は3mm合板を使います。

接着剤で組み立てる前に、チェックの為にマスキングテープを使って仮組をしてみました。

天板もはめ込んで接着剤でしっかりと組み立てます。

蓋を切り離しました。

100円ショップ・セリアで買った蝶番を使います。これは角が丸くなっているので、外側に使って見せる為の飾り蝶番です。

いつもながら、蝶番の取り付けは緊張します。慎重に作業をすすめ、なんとかうまくできたようです。

このとおりちゃんと開きます。

ワトコオイルのチェリーで塗装しましたが、大失敗です。せっかくのアガチス材の木目の美しさが台無しになってしまいました。チェリーのかわりにナチュラルを使えば良かった・・・。

内側は塗装していません。

その部分には青いフェルトを貼りました。述語の点眼治療が終わったら別の用途に使おうと思ったからです。

完成

というわけで、これで完成です。

開いた方が、塗装していないアガチス材の木目がきれいに見えます。

使ってみました。

実際には目薬をひとつ取り出して点眼してからタイマーを起動させます。5分立って音がしたらタイマーを止め、次の目薬を指します。これを一日4回、5・6時間置きに繰り返すのです。

2018年2月20日 記

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