工作室 243 二色マスク

前回の冬用マスクは4層構造で、しかも使った材料が厚手のものだったから、余計に息苦しいものとなってしまいました。

そこで、今回は同じデザインで二枚構造のものをつくってみます。

型紙

型紙を作りました。曲率半径は前回と同じ135mmです。

左の画像をクリックするとPDFが開きます。

製作

今回の材料です。表生地はちょっと高くて、しばらくしまっておいた厚手の和柄です。裏生地は前回表生地に使った茶色のどっと柄で、これも厚手です。

厚紙で型紙を作り、裏生地の裏面に貼り付けて型取りをしました。水色のアイロンの熱で消えるフリクション・ボールペンを使っています。

表生地の裏面は濃い紺色ですから、チャコペンで型取りをしました。

カットして、全面の縫い線を描き入れました。

全面の曲線を縫いました。

耳が画のわをカットして開きました。

曲線部分にこのように切り込みを入れました。

これを開いて……

縫った糸の外側をさらに縫いました。

裏生地も同様です。

裏生地の上下の直線部分に縫いしろ10mmで縫い線を描き入れました。

表生地と中表に揃えます。

上下を縫いました。

上下のこの部分をV型にカットしました。

表に返して、裏生地を少しずらしました。

両脇がずれてしまうので、このようにまっすぐにカットしました。

この部分を三つ折りにしてゴム通しにします。糸が表に出ないようにまつり縫いをしました。

さらに下の縁を縫いしろ1mmで縫いました。紺色の糸を使っているので、まったくわかりませんね。

上の端も同様に茶色の糸で縫いました。こちらも目立ちませんね。

ノーズワイヤを入れます。

ノーズワイヤがずれないようにぎりぎりを縫いました。この写真ではフリクション・ボールペンの色が残っているので、よくわかります。

ゴムを通しました。長さは250mmです。

アイロンを当てて形を整えました。その熱でフリクション・ボールペンの色も消えています。

完成

これで完成です。

内側はこうなっています。

厚手のしっかりとした生地なのでほとんど形がくずれません。

厚すぎず薄すぎず顎もしっかりと包んでくれます。冬用マスクとして快適なものとなりました。

2020年12月6日 記

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