工作室 424 ワイドFMはこらじ
AM放送が無くなるらしいのですが、そのことを証明するかのように民放のAM放送局はほとんどワイドFMへと移行すべく、FM放送も同時に行なっているようです。FM放送の方ではステレオで放送しているので、なかなか聴き応えがあります。
これは、AM放送の電波を送信するためのアンテナ設備が巨大で作り直すのに莫大な建設費がかかる事も影響しているらしいです。一方、NHKでは引き続きAM放送を継続するという話もあるらしいのです。
エレキットのはこらじは以前、作ったことがありました。「AMはこらじ改造」、さらにそれを再度改造した物が、「AMはこラジ再改造」です。
今回はエレキットから発売された、ワイドFMに対応した「ワイドFMはこらじ」という製品を組み立ててみます。
制作
福岡から佐川急便で届きました。税込3,300円+送料770円でした。
組み立てる準備として、しばらく使っていなかった半田ごてと半田を探しておいたのですが、なんと、これはそれらが不用だったのです。子供の頃に初めて作ったラジオよりも簡単でした。
化粧箱の中には真っ白なダンボール箱が入っていました。これがラジオの筐体となるので、はこらじという名前なのです。
パーツを並べてみました。真空管もトランジスタもありません。受信部とスピーカーを駆動するアンプ部はICになっていますし。それらは既に基盤に実装されています。自分で組み立てる部分はほぼ無いくらいです。
セラミック・コンデンサと抵抗器二個を差し込みました。通常は基盤に差し込んだら、裏面から半田付けするのですが、差し込むだけできっちり固定されます。こんなものがあるなんて驚きです。まあ、その分価格に反映されているのですけどね。
受信部の基盤を取付けました。単純に差し込むだけです。
アンテナ線を繋ぎました。これも差し込むだけです。
音量調整用の可変抵抗器と、周波数同調用の可変抵抗器を繋ぎました。これもソケット方式になっていて、差し込むだけです。
電源スイッチとスピーカーを取付けました。これもソケットに差し込むだけです。
電池ボックスを取付けました。電池は単三乾電池二本を直列に、すなわち3ボルトで使います。
マンガン電池を入れて、テストしてみました。いきなり音声が出て来ました。どこも間違いようがないので、当然と言えば当然ですけどね。
はこらじとして組み立てるため、一旦可変抵抗器二個と電源スイッチをはずして、透明ケースに入れました。通常は基盤や電池ボックスなどはビス留めするところですが、透明ケースがゆるく固定するという役割を果たします。
透明ケースをダンボール箱に入れました。
スピーカー用、電源スイッチ用、可変抵抗器用にそれぞれに対応した穴を空けました。
このダンボール箱にはいろいろな絵を描くことが出来ますが、専用に提供されているラジオの画像をダウンロードしてカットしました。
これをダンボール箱に貼り付けて、電源スイッチと可変抵抗器二個を取付けました。
それらの配線を再度接続しました。
完成
蓋をして、完成です。
次回はオリジナルの箱を作ってみようと思います。
2025年12月14日 記


