工作室 298 手芸クリップ袋

吊せる小物入れを作った時に、手芸クリップを入れてみましたが、これを吊すとなると平らな壁面じゃないとぶらぶらして安定しません。今回は、普段使っているワークベンチに太い針金と画鋲で取付ける手芸クリップ専用のケースを作ります。

設計

ケースの寸法は横8cm、奥行きと深さが6cmです。上部にぐるっと針金を通す袋があります。

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製作

生地を裁断しました。厚手の端布を使います。内布はありません。

フリクション・ボールペンでガイドラインを描きました。

後面になる生地の方にもガイドラインを描きました。

6cmのマチを作るため、角をカットしました。

上部には針金を通しますが、両端をほつれ防止に縫います。

実際には一度固定したら動かないのでほつれる心配はないのですが。

マチを縫います。

底面が出来ました。

針金を通す袋部分が出来ました。

今度は、後面の生地を縫付けます。

縫い代10mmで縫いました。

内布が無いので縫い代がじゃまになりますから、小さくカットしました。

表に返しました。

アイロンで形を整えました。

以前、木工作業で使っていたワークベンチを、引き続き裁縫でも使っています。すなわち、立って縫い物をしているのです。

矢印のあたりに取付けることにします。そうすると、必要なときにすぐに使える気がします。

針金は木工でもよく使ったダイソーのワイヤーハンガーです。これはステンレスの針金をビニールでコーティングしてあるのでさびる心配がありません。

ペンチで260mmにカットしました。もちろん日本製のペンチを使っています。

針金を通しました。

檜の15mm角材に針金を通す穴を空けました。針金の太さは実測で3.7mmでしたから4.0mmの穴です。

そこに針金を通し、後布を画鋲で留めました。

突然二つになりましたが、実は同時進行でふたつ作っていました。

完成

これで完成です。

大型と小型のクリップを分けて入れました。これまでは、ひとつのケースにごちゃ混ぜにしていましたが、これでいちいち探さなくて済みます。

2022年2月6日 記

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