工作室 299 裁縫用集塵袋
裁縫では糸で布を縫うことになりますが、そのときには糸くずが出てしまいます。余分な糸を切り取ったり、余った糸を廃棄したりするのですから。さらに余分な布を切り取ることも多いので、その端布もたくさん出て来ます。これを作業台から振り落として集める集塵袋がこれです。裁縫を始めた頃にあり合わせの布でささっと作ったいいかげんなものです。この写真では口が大きく開いていますが、中のゴミを取り除くと口が小さくなったり、綴じたりして使いづらくなります。
今回は、これを作り直すことにしました。
設計
基本的には前回の手芸クリップ袋と同じもので、寸法が横20cm、奥行きと深さが6cmです。前回同様上部にぐるっと針金を通す袋があります。
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製作
表布を裁断しました。
裏面にはガイドラインを描きました。
後布を裁断しました。
これも、裏面にはガイドラインを描きました。
針金を通す袋の端を折りたたんでほつれ防止に縫いました。
一度5mm折って、
残り15mmを折りたたんで縫うと、
針金を通す袋部分が出来ました。
マチを作りました。
後ろ布の上端を二度折り畳んで、
ほつれ防止をしました。ここは画鋲を打って木材に止めます。
後布を取付けます。中表に重ねて、
三辺を縫い代10mmで縫いました。
余分な部分をカットしました。
表に返して、アイロンで整えました。
さらに、針金を通します。この針金は前回同様、ダイソーで買ったワイヤーハンガーです。ビニールでコーティングされた針金の太さは実測で2.6mmでした。
ぴたりと針金が通り、形が整いました。
古い集塵袋と交換します。
角材を一旦取り外し、針金を通す4mmの穴を二カ所空けて、取付けました。画鋲を5本使っています。
完成
元のワークベンチに取付けて完成です。
ちなみに、このワークベンチはBLACK&DECKER社のWorkmage225です。
2022年2月13日 記