工作室 228 おくすり手帳ケース
ちょうど10年使ったおくすり手帳などをまとめて入れておくファスナーポシェットです。使うと言っても、普段は鞄の中に入れておき、薬局で出し入れすることがほとんどです。この写真ではあまり目立ちませんがかなり汚れています。
若い頃はおくすり手帳など持っていなかったし、そもそもそういう制度が無かったように思います。今ではこれはとても便利です。救急車で搬送されたときなど、いちいち説明しなくてもいいし、難しそうなカタカナの薬の名前を覚えておく必要などありません。
というわけで、新しく作ることにしました。洗ってきれいにすればいいだけの話なんですけどね。
製作
古い物とほぼ同じに作ろうと、材料を用意しました。と言っても新しく買ったのは20cmファスナーだけです。生地は320mmx240mm。裏地無しです。
20cmファスナーを中表に生地に縫付けます。20cmというのはファスナーの部分の長さで、実際にはこのように24cmあるということがわかりました。
生地の端は布用ボンドでほつれ防止処理をしました。これはなかなか有効のようです。
ファスナーの端はこのように直角に折りたたみました。YouTube動画で観るとみなさんこのようにしているのです。単純にまねをしてみました。
最後の最後に、なぜこうした方がいいのかが、やっとわかりました。
というわけで、まずは縫い終わりました。
ひっくりかえすと、ファスナーの縫付けた部分が浮いています。これでは使い勝手が良くないように思いましたので、浮かないように縫付けました。
ちなみにこれまで使っていた市販の物はこのような細かな処理はされていませんでした。それでも実用上は問題なかったから、あまり気にしなくてもいいのかもしれませんが、一手間かけて気分がいいのなら、やってみる価値はありますね。
もう一方も同様にして縫いました。
このまま両脇を縫ってしまえば袋としては完成しますが、これまで使ってみて、中身が全部一緒くたになると後で探し出すのが大変な目に遭うことがわかっています。
そこで、中に仕切りを付けて、二種類に分けて収納できるようにします。
幅は同じ240mmで高さが110mmの生地を用意しました。上部はほつれ防止に丸くまつってあります。100円ショップの手ぬぐいです。
両端は袋縫いにします。まずはこのように端から5mmのところに線を引いて縫います。
縫いました。チャコペン(白墨)の白い線とかぶっていてよくわかりませんね。
両側とも縫いました。
裏にひっくり返します。
こんどは、ファスナーのぎりぎりの線を縫います。
両端とも縫いました。
完成
表にひっくり返して、アイロンで整えて完成です。
このように内部はちゃんと仕切られています。
ファスナーの角がしっかりと直角になっています。
こちら側もちゃんとしています。
なるほど、端を直角に折りたたむのは、この為だったのですね。これまで使っていた市販の物はこんな処理はされておらず、角が斜めになっていました。
今週のマスク
夏に藍色は少し暑苦しいかな?
2020年8月23日 記