工作室 307 カメラ吊下げ袋

 
先日、中古で買ったカメラのモルト交換をして、光漏れの有無をチェックするために、有効期限切れのフィルムを使って撮ってみました。現像だけで770円でした。
 
さすがに4年も前に有効期限が切れていたフィルムということで、発色はよくありませんが、光漏れは無いようです。
 
退色はそれほどひどくは無いのでパソコン側で調整してみたら、こうなりました。有効期限切れのフィルムでもなんとか使えるようです。
そこで、いよいよ新しいフィルムを使って撮影に出かけようと思い、カメラを腰のベルトに吊下げる袋を作ることにしました。
設計
 
設計図を描いてみました。
左の画像をクリックすると、別タブで型紙のPDFが開きます。
製作
 
最近よく使っている猫柄の生地を使います。
 
裏には厚手の接着芯を貼りました。
 
こちらはベルト通し用の生地です。ちょうどいいサイズの端布があったので、この際だから使い切ってしまおうと思ったわけです。
ちなみに、これには接着芯を貼っていません。
 
まず、蓋を作ります。
 
右端の線を返し口としてぐるっと縫いました。
 
角をカットして、縫い代を開きました。
 
表に返して、
 
アイロンで整えました。
 
次にベルト通しを作ります。二枚を中表に重ねます。矢印のところが返し口です。
 
縫い終わったら、角をカットして縫い代を開き、
 
表に返してアイロンで整えました。
 
次に内布です。
 
書いておいた線に合わせて縫います。
 
底が出来ました。
 
次は後ろ身です。
 
アイロンで整えました。
 
表布にはスナップを縫付けておきます。設計図にある位置を決めて、
 
縫付けました。
 
あとは内布と同じように縫っていきます。
 
厚手の接着芯はかなり厚みがあります。
 
ずれないように手芸クリップをたくさん使います。
 
縫い終わりました。
 
表に返して、
 
蓋を仮止めします。
 
縫い代5mmでしつけ縫いしました。
 
次に、内布の中に表布を差し込んで慎重に位置合わせをします。
 
さすがに手芸クリップではずれてしまうおそれがあるので、しつけ縫いをしておいて、
 
まわりをぐるっと縫いました。
 
表に返そうとしたら、あれれっ??
なんと返し口を作っていませんでした。合間合間に他のことをしながら進めているので、こんなうっかりミスがたくさんあります。
 
急遽、矢印部分に返し口を作りました。
 
そこから表に返して、
 
返し口をコの字まつり縫いで綴じました。
 
内布を押し込んで、ようやく形が見えてきました。
 
内布が飛び出してこないように、まわりをぐるっと押さえ縫いしました。
 
ベルト通しにスナップを取付けました。
 
さらに、ベルトをぐるっと囲んで止めるスナップも取付けました。
 
幅が5cmまでのベルトに対応できます。
 
蓋の開け閉めには、以前ベルトポーチの製作で使った豆差しの黒を使いました。これはとっても使いやすいのです。
 
こんな風に蓋がしまります。
 
ベルト通しを本体の後部に取付けます。
 
設計通り、ぴったりと収まりました。
完成
 
これでひととおり完成です。
 
アイロンで、整えました。アイロンの熱でガイドラインも消えています。
 
カメラを収納してみました。
2022年4月10日 記


