工作室 411 買物袋ポケット
前回は普段使いの小型鞄に、取り外し可能の買物袋入れを作りましたが、その後は、取り外すこともなく、そのまま使っています。
ということは、はじめから取り外し可能、という機能は必要無かったという事でした。
そこで、今回は、初期型の図書館バッグに買物袋ポケットを縫付けてみることにしました。
この初期型図書館バッグは、実際には漢字パズル雑誌の買い出し専用となっています。毎月何度か隣町の書店まで散歩がてら出かけています。食品の買物袋が収納出来ると、帰りにスーパーマーケットに寄ることが出来るので助かります。
設計
前回の物は、取り外し可能にする為に、独立した袋になっていましたが、今回は縫付けるために、片面が空いています。底は前回は丸みをつけましたが、今回は単純な角形にしました。
内布無しで、蓋はボタン式です。ボタン穴は小さなボタン用に、鳩目ではなく、単純なものにしました。
左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。A4用紙で2ページです。
製作
最初に蓋を作ります。
中表に二つに折って、縫い線を描き入れます。
縫いました。
ボタン穴の補強の為に両面に接着芯を貼りました。
余分な部分をカットして、
表に返しました。
ここで、開いている口の端を10mm内側に折りたたんでおきます。この部分は露出するので、ほつれ防止の為です。
この小さなボタン用のボタン穴を作ります。
いつものボタン穴用の太い糸ではなく、普通の30番の糸を使いました。
本体も同じ生地にします。
裏側に線を描き入れて、
カットしました。
さらに、折りたたんで厚くなるのを防ぐ為に角を斜めにカットしました。
本体に縫付ける部分は二つ折り、底はこのようになります。
このように、10mmずつ二つ折りにしました。
底を縫います。
出来ました。
さらに、縫い代を畳んで接着剤で固定しました。
接着剤が乾いたら、表に返します。
これでパーツが出来ました。
最初に蓋を縫付けます。
次に本体を縫付けるのですが、ずれを防止するために、しつけ糸で固定しておきます。
縫いました。
しつけ糸を抜いて、ボタンの取付け位置を決めます。
ボタンを縫付けました。
うまく蓋が閉じました。
完成
これで完成です。
買物袋の出し入れが簡単にできますから、漢字パズル雑誌の買い出しに出かけた帰りにスーパーマーケットに寄って食品の買い出しが出来ます。
2025年4月27日 記


