工作室 261 カード・ケース

サラリーマン時代はいわゆる長財布を使っていましたが、このところ、鞄に入れたままになってます。その長財布の中身はと言うと、免許証や各種カード類ばかりでした。

それならば、いっそのことカードばかり収納できるケースを作ってしまおうということになりました。

設計

先日作り直した通院ポーチの応用です。ファスナー付きポシェットの内側呂面にこのようにカード・ポケットが6個ずつ、合わせて12枚のカードが収納できるようにしました。

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表地の裏には接着芯を貼り付けます。接着芯は一回り小さくして手縫いがしやすいようにしています。

カード・ポケットの生地は色を変えてポケットがわかりやすいようにします。

製作

100円ショップ、セリアで買って来た生地を表地にします。花柄だと人前に出すには恥ずかしいのですが、なかなか裁縫男子向けの柄がありません。

裏に接着芯を貼り付けました。

裏地は灰色の薄い生地を使います。これにカードポケットを縫付けます。

カードポケットはこのように二色にしました。

上から10mmをアイロンで折って……

布用接着剤で貼り付けました。

裏地にカードポケットの上段を取付けます。位置を調整して、アイロンの熱で消えるフリクション・ボールペンで線を描き入れました。

カードポケットの下を縫いました。

下段のカードポケットの位置を調整して、下側を縫いました。

盾の仕切りを縫いました。これで、カードポケットが6個できました。

余分な縫い代をカットしました。

もう片方もできました。

20cmファスナーを使います。

実は、買い置きがあるという前提で進めていたのですが、いざファスナーの出番となって、在庫の箱の中を探したら、16cmが二本あるだけで、20cmファスナーはありませんでした。そんなわけで、買い出しに行って来ました。本当は紺色のものが欲しかったのですが、濃い色は黒しかありませんでした。

ファイスナーの端処理をし、真ん中に切り込みを入れました。この部分は後で隠れますから多少大きくても問題ありません。ました。

さらに、余分な部分を切り落としました。

表地と中表に合わせて……

さらにカードポケットを縫付けた裏地も加奈表に重ねます。上から5mmのところに縫い線を描いています。

縫っている間にずれないように、しつけ縫いをして固定しました。

縫いました。

表に返して、今度は折り返した際を縫います。これも縫い線を描き入れました。

縫いました。

もう片方も同様にしてファスナーを縫付けます。

表地+ファスナー+裏地を中表に重ねて……

縫いました。

こちらも、表に返して際を縫いました。

表地、裏地をそれぞれ中表に合わせて周りを縫いました。

矢印の部分は返し口として縫い残しています。

角をカットして、縫い代を割ってアイロンを掛けました。

表に返しました。返し口が開いています。

それをコの字まつり縫いで綴じました。

アイロンの熱で赤い縫い線を消しました。

角もしっかり出してアイロンで整えました。

カードポケットを内側に織り込みました。

このように、両側に6枚ずつ、合計12枚収納できます。

カードを入れなくても、かなりの厚みがあります。

完成

これで完成です。

2021年4月13日 記

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