工作室 390 蓋付きポケット試作
前回の両玉縁ポケットも、その前の片玉縁ポケットも、うっかりすると中身が次々に飛び出してくるという欠点がありました。そこで、両玉縁ポケットに蓋を付けて、中身が飛び出さないようにしようと思い、試作してみました。
設計
1ページ目は実物大、2ページ目は二分の一の縮尺です。
左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。A4用紙で2ページです。
製作
最初に蓋を作ります。ポケットの蓋の事はフラップというそうですが、フラップと言うと飛行機のフラップを連想してしまうので、やはり蓋と言うことにします。
材料を中表に重ねて、クリップで固定して、
縫いました。
余計な部分をカットして、表に返してアイロンで整えました。が、ここで失敗!写真を取り忘れました。
表布と、玉縁の布をカットしました。
今回は玉縁布の裏面にフリクションペンで線を描き入れました。これを中表に重ねて、
クリップで留めておいて、しつけ縫いをしました。
窓の周りを縫いました。
真ん中の線に沿って切り込みを入れて、
玉縁布を裏に押し込んで、
両玉縁を作ります。
表から見るとこうなります。
下の玉縁の境目、この青い部分を縫います。
脇の三角部分もしっかりと縫って固定します。
先に作って置いた蓋を差し込んで、
この青い部分を縫います。
裏から見るとこうなります。
ポケット生地を逆さにして、縫い代10mmで縫って、
表に返してアイロンで整えました。
さらに、この生地を折りたたんで、上まで持って行って、クリップで固定し、
コの字に縫いました。
余分な部分をカットして、
完成
完成です。
蓋はこういう風に開きます。
蓋があるので、中身がいきなり飛び出してくる心配がありません。
2024年9月29日 記