工作室 42 半田排煙機

前回、PCからの12Vアウトレットを作ったので、なにかそれを利用した物を作ろうと考えていました。以前作った工作室 07 はんだ付け用排煙機は006P乾電池用でしたから、これを作り直してしまおうと思い立ちました。そのまま改造すれば簡単ですが、せっかくだから大幅に小型化してしまおうというわけです。

製作

PCパーツのストックを見ると小型薄型のファンが見つかりました。どうやらこれは交換した為に取り外したAMDのCPUファンのようです。

もちろん電圧は12Vです。

これと、DCジャック(40円)とスライド・スイッチ(30円)を使います。

まずは1mm厚のプラバンでフロントとリアのパネルを作ります。

左がフロント、右がリアです。

フロントパネルにスライド・スイッチを取り付けます。ネジ止めはしないで、プラバンで挟むことにしました。この方が、表から見ると綺麗に見えるからです。

ファンを接着し、リアパネルにはDCジャックを取り付けて配線をします。

双方のパネルを取り付ける胴体を木材で作ります。

実は最初こんな物を作ったのですが、これでは無駄に奥行きがありすぎるので作り直したのです。

黒い紙で空気が流れる円筒を作るために、こんな風に切り出します。写真ではなんだかよくわかりませんね。

糊付けして丸くすると、円筒になりました。

これをリアパネルに接着します。

胴体にフロントパネルを接着します。

リアパネルも接着すると、ほぼ完成です。

背面はこんな感じです。

ところで、前回作った物をよく見るとファンの羽根がかなり汚れているのです。これは半田のフラックス蒸気がくっついたものではないかな?

そこで、今回はフィルターを取り付ける事にしました。何かいい素材は無いだろうかと探してみると、台所にこんなものがありました。これは不織布でできていますから、フィルター素材としては最適です。

この不織布をそのまま貼り付けたのでは芸がありませんから、ちゃんとした枠を作って交換できるように工夫します。

木枠ができました。

ついでに、銘板とスライド・スイッチのオン・オフの向き表示も作りました。

フィルターができました。両面テープで貼り付けていますから、汚れたら簡単に交換できます。

背面のDCジャックにPCからの電源プラグを差し込めばスタンバイです。

前回作ったPCからの12Vアウトレットを使いました。もちろんDCアダプターも使えます。

完成

大きさはこんな感じです。

上の写真では大きさがよくわからないようなので、もう一枚。

2014年4月13日 記

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