工作室 187 Tapering Jig 2
いつものようにYouTubeを観ていたら、こんな場面に出逢いました。机の脚を斜めにカットするところで、とてもシンプルなテーパリング・ジグを使っています。さっそくまねをして作ってみることにしました。
前回製作したTapering Jigの別バージョンとなります。
製作
現在使っているテーブルソーはYouTubeに出てくる本格的な物では無く、以前使っていたミニ・サーキュラソーをひとつグレードアップした程度の家庭用の小さな物ですから、それに合わせて作ります。
15mmx25mmの角材を250mmに二本カットしました。
適当な位置に6mmの穴を空けます。
片方は貫通させず、もう片方の底にあたる部分は皿ネジように円錐状にくぎります。
蝶番を取り付ける位置に、片方だけ3mmだけ切り込みをいれます。
鉛筆で墨を入れておき・・・、
のこぎりとノミでカットしました。
このように蝶番をネジ止めします。
もう一方とつなげます。これで折りたためることになります。
60mmのボルトを差し込んでみました。うまく頭が隠れます。
片方はこのように6mmの丸棒を打ち込んでおきます。
形が見えてきました。
材料を固定する為にストッパーを作ります。
3mm合板を適当な大きさにカットして、3mmの孔を二つ空けます。
これを3mmの鍋ネジで止めます。ここははみ出してもいいところで、皿ネジを使うよりも、このほうがしっかり固定できます。
場合によっては、このパーツも切れることがあるので、簡単に交換できるように接着剤は使いません。
二つの棒を開いて固定するアームを作ります。
実はこの段階で二回失敗しています。以前使ったアイスキャンディーの木の串を使って作ろうとしたのですが、薄い単板の為に割れてしまいました。最終的には3mm合板を使うことになったわけです。
というわけで、こんな形になりました。
これをセットします。ワッシャーをかませて・・・、
前回初登場のグリップを取り付けます。
完成
完成しました。
こんな風に閉じることができます。
最大に開くとこうなります。
テーブルソーには、このように取り付けます。この写真では見えにくいのですが、右奥には可動式のフェンスがあり、それに沿って動かすわけです。
試しに端材を切ってみました。軽く押すだけで簡単にカットできます。
2018年5月9日 記