工作室 397 図書館バッグ改
今年三月に、図書館に漢字パズル雑誌と黒と赤のボールペンそして字消しテープを持って行くための図書館かばんを作りました。その後、内ポケットが使いづらいので、その部分だけ作り直したのですが、どうにも良くない。そこで、今回は全面的に作り直すことにしました。
筆記用具を入れるポケットを外側に出して、両玉縁方式にするのが、改良ポイントです。全体の寸法はまったく変えません。
設計
両玉縁ポケットにするために材料が増えました。
左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。A4用紙で3ページです。
製作
最初に、肩掛け紐を通すためのタグを作ります。
四つ折りにして、端を縫い代2mmほどで縫いました。
二つ折りにして、角カンをはさんで根本を縫いました。
次に蓋を作ります。裏面に接着芯を貼って縫います。
余分な部分をカットして、
表に返してアイロンで整えました。
端を縫い代2mmほどでステッチ縫いをしました。
ボタン穴を作ります。鳩目にする為に、4mmの孔を開けました。
よくYouTubeで見かける裁縫用の孔開け専用工具は持っていないので電動ドリルを使っています。あれは何処で何という名前で売っているのでしょうか。
直径20mm厚さ3mmののボタンを使うので、ボタン穴の長さは24mmとしました。縫い線を描き入れます。
ボタン穴かがりをしました。
次に、内布を作ります。二枚重ねて、縫いますが、底の矢印部分120mmを返し口として残します。は
縫いました。
縫い代を開いて、
底に、40mmのマチを作ります。
余分な部分をカットしました。
次に、前面の表布に両玉縁ポケットを作ります。
同じ生地の玉縁布を中表に重ねて、ずれないようにしつけ縫いをして固定しました。
裏側に貼った接着芯にポケット孔の縫い線を描き入れました。
この上下だけ縫いました。
線に沿って切れ目を入れました。
できた孔から玉縁布を裏面に引き出します。
アイロンで整え、両玉縁にするために、上下6mmづつ折り重ねました。
表から見るとこうなります。
矢印部分を縫いました。
孔の左右に出来た三角形の根本を縫いました。
これで、両玉縁が出来ました。
裏側をアイロンで整えました。
ここにポケット生地を重ねて、下部を縫い代10mmで縫います。
ポケット生地を下に下ろしてアイロンで整えました。これがポケットの内側になります。
ポケット生地を上に折りたたんで、
ひとまわり縫いました。
角をカットしました。
これで両玉縁ポケットの完成です。
側面の生地は端材を使ったので、長さが足りず、三枚つなぎに鳴ってしまいました。まあ、自分で使うのですから、見た目は気になりません。
まず、後面と側面を縫いました。
さらに、表面を縫いました。ポケットが上に出ています。
表に返して、アイロンで整えました。
蓋を後面に縫い代5mmで仮縫いします。
次に、両脇に肩ひもを繋ぐタグを縫い代5mmで仮縫いしました。
その上から内布を中表に重ねて、
上の口を縫い代10mmでひとまわり縫います。
できました。
底面の返し口から表に返します。
返し口の大きさを120mmにしたのは正解でした。これより小さいと大変でした。
底に開いている返し口を、
コの字まつり縫いで綴じました。返し口が大きいと、返す作業は洛なのですが、綴じるのが大変です。
蓋を閉じて、ボタンの位置を決めて、
ボタンを縫付けました。
うまく蓋が閉じました。
口の周りを縫い代5mmほどでひとまわり縫いました。
最後に、肩ひもを取付けます。いつもダイソーで買っている25mm幅の布製かばん用の紐がありませんでした。仕方なく、化繊のPPテープを使います。
長さを調整できるベルト送りを使って取付けました。
完成
これで完成です。
相変わらず、閑なので漢字パズルばかり解いています。
吊下げてみました。
やはり、肩掛け紐はPPテープでは硬いので、後で布製に交換します。
2024年11月25日 記