工作室 30 iPhone型携帯音楽再生機
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iPhone5Sもどきを作る
近頃は猫も杓子もスマホ・スマホと、まるでガラケーを使っている者が肩身の狭い思いをするような風潮がありますね。一体スマホのどこがいいのか、さっぱりわからないのですが、ひとつiPhoneそっくりの模型を作って見せてやろうかと思い立ちました。しかも単なる模型ではつまらないので、一応の機能が果たせる物にします。
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まずは、前を通りかかっただけで「何かお探しですか?」などと声をかけてくる店に立ち寄ってiPhone5Sのカタログだけ貰って来て、その中から1台分をそっくり切り抜きました。
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ちょうどうまい具合に100円ショップに立ち寄ったら、iPhone5S用のプラスティック・ケースと保護フィルムがあったので購入。
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本体は木製にする。6mm厚の板の切れ端で充分間に合う大きさです。
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本体の大きさに切り出してみました。
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何の機能を付けるかというと、音楽(音声)再生機能です。ここしばらくはソニーのウォークマンを使っていたので、休眠中だったこの携帯音楽プレーヤーを使う事にしました。
マウスコンピューターのM11。容量は16GB。
音楽(音声)再生機能の他にFMラジオの機能もあります。
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これを無理矢理内蔵させようというのです。まずは切り込みを入れてみます。
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表面が盛り上がってしまっては、一目で模型とばれてしまうので、1mm厚のプラバンで表面版を作りました。
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これを接着剤で貼り付けます。
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どうしても厚さがあるので、裏面にはみ出してしまいます。そこでケースに孔を空けて余分な分を逃がしてやることにしました。
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この孔はかなり精密な加工を要します。携帯音楽プレーヤーの丸みに合わせて断面を斜めにカットしているのです。下がこの断面図です。
![断面図](30/dammen.jpg)
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イヤホンジャックの孔に合わせてプラバンを加工して取り付けました。これによって携帯時のすっぽ抜けを防止できます。
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表面にはカタログから切り取った写真を貼り付けます。もうこれでほとんど完成状態です。
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表面の保護のためとつや出しの為に保護フィルムを貼ります。なにしろ元は紙ですから、こうしないと模型であることがばればれです。
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裏から見るとこんな感じで、ちゃんと操作ができます。
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これで完成です!
まさかのガラケーとスマホの二台持ち?
![ガラケーとスマホもどき](30/18_1.jpg)
試聴
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そのままでは音が出ないので、Victorの耳かけ型イヤホンで試聴しました。と言っても回路はまったくいじっていないので、何も問題無く聴く事ができました。
![iPhoneもどき再生中](30/27.jpg)
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費用
iPhone5S用ケース | 105円 |
iPhone5S用保護フィルム | 105円 |
合計 | 210円 |
2013年12月8日 記