工作室 91 Tool Box 2

春に道具箱をひとつ作ったばかりなのだけど・・・、

これではどんどん増える手作り道具の増加をまかなえるはずもなく、工作室が雑然とすることになっていましたが、これを少しでも整頓すべく、新たに道具箱を作る事にしました。

設計

前回は細長い物の収納を第一目的としたのですが、今回は少しでも量を多く収納できるようにと、手持ちの木材との兼ね合いを考慮しつつデザインしてみました。

左の画像をクリックするとダウンロードできます。SketchUp Viewerで任意の向きに回転させたり拡大縮小したりして観ることができます。

分解図も描いて、寸法を入れてわかりやすくしてみました。

製作

まずは枠の部分から切り出しを始めました。

150mm幅の板を半分に分け、350mmと250mmに切って、フィンガー・ジョイントの切り込みを入れています。

箱枠を接着して組み立てます。

ここでは、自作のロープ・クランプが活躍しました。

底板を準備しました。幅が150mmの板しか無いので、このようにふたつに分かれています。

底板を組み立てました。

それほど重い物を載せる訳ではありませんが、一応力のかかる部分ですから、細い釘を打っています。

取っ手のパーツを切り出しました。

握る部分を曲線でへこませているのですが、SketchUpだと、こういう曲線は簡単に書けます。ところが実際には案外難しいのです。今回は雲型定規を使って工夫してみました。

木ねじが入る孔を空けておきます。

3mmの孔はボール盤で簡単に空けられますが、その後でネジの皿の入る部分のくぼみを付けています。これはこんなドリル・ビットを使っているのです。

取っ手の組立てを始めます。

立て板は内側から釘で固定してあります。

横板を取り付けます。

これは木ねじで固定しています。

すっきりとした形になりました。

底には床面の傷防止ようにパットを貼り付けました。

完成

これで完成です。

さっそく収納してみましたが、あっという間に一杯になってしまいました。

奥に見える第一作の物と比較すると、長さは足りないものの収納力はかなり向上しているのがわかりますね。

2015年7月11日 記

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