工作室 27 工作道具紹介(改訂版)
2015年2月1日。電動糸鋸盤、超小型テーブルソー、ミニ卓上ボール盤や自作工具類を追記しました。
工具だらけ
気がついたら回りは工具だらけになってました。端から見たらガラクタにしか見えないだろうけど、ひとつひとつ大切な物です。
中でもこれ。なんと中学生の時に買った物です。当時はUコントロールのグローエンジン模型飛行機を作る事に夢中になっていました。これはバルサ材を切るために模型店で買った物です。当時はこれが模型雑誌に広告が載るくらいの最新の工具だったのです。値段は忘れましたが、数百円はしました。
時代としては、ちょうど有名な三億円事件のあったころです。そう、府中刑務所脇の道路で現金輸送車が、偽装した白バイに乗った偽警察官に乗り逃げされ、294,307,500円が盗まれたあの事件のあった時代です。
長い年月が経ち、あちこち引っ越ししたのでほとんどの工具は新しく買い換えたりしていましたが、なぜか、このNTカッターだけは未だに手元に残っています。
今回は最近よく使っている工作道具を紹介します。実は使ってはいるけど、名前がわからない物がよくあるんです。
はんだ付け工具
今使っているのはこの3本です。上から15W、40W、30Wです。40Wの物を一番よく使いますが、もう小手先がぼろぼろです。
そこで、420円で小手先を交換しました。
はんだごて台です。YouTubeの上がってる外国の動画だとステーションタイプの物がほとんどですが、未だにこんなシンプルな物を使っています。必要にして充分です。、
などと嘯いていましたが、新しい物を買いました。少しかっこよくなって、なんだか腕が上がったような錯覚を覚えます。1,470円でした。
はんだごてを右手に持って、はんだを左手に持つと、対象物が小さな物だとぐらぐら動いてうまくいきませんが、これを使うと、あたかも助手がいるように感じます。買った当初は不便を感じませんでしたが、今となっては拡大鏡付きを買えば良かったと、老眼になって悔やんでいます。
自作のはんだ排煙機です。これを使うとはんだ付けの時の煙が目に入らなくて助かります。
本来はトランジスタの足に付けて放熱の為に使う物ですが、小さな物を固定したり何かと便利に使えます。
ペンチ類
ラジオペンチはよく使うので少し高価な物を使っています。
このニッパーは田宮模型のもので、プラモデル工作用ですが、とても精密にカットできるので重宝しています。他にもニッパーはありますが、これを一番使っています。
ワイヤーストリッパーです。電線の被膜を切り取る頻度はとても高いので、これの出番はかなり多いです。
アルミ板などの金属を切るときに使います。
こちらの小型の物も便利です。
接着工具
ホットボンドで接着するときに使うグルーガンです。なんとこれと同じ物をモーニング娘。の石田亜佑美が使っています。
同じ宮城県生まれですからね。
切る工具
木工用工具として、まず必要なのはのこぎりですが、これはとても精密に切る事ができます。
でかカッターと普通のカッター。なぜかカッターはたくさんあります。知らないうちに買ってしまうようで困ります。
田宮模型のプラスティック・スクライバーIIです。プラバン(これも田宮模型)を切るときに使います。普通のカッターよりも効率的に切り出すことができます。
コンパス・カッター。厚紙やプラ板を丸く切り取るときに使います。
糸鋸は木の板にスピーカーの孔を開けるときに使います。
電動糸鋸盤です。どうしても手作業では大変なので思い切って買いました。
このように自作のLED照明とレンチホルダーを取り付けています。刃の交換はかなり頻繁に行います。この機種では六角レンチを使って交換する方式なので、このようにしてすぐに使えるようにしています。
右側に見えるのはLED照明の為の電池ボックスで、上に小さなスライド・スイッチがあります。
LEDは下向きに取り付けてあり、刃の先端部のみを照らしています。
プロクソンのミニサーキュラソーテーブルです。いわゆるテーブルソーの超小型版です。
付属の各種ガイドはまったく役に立ちません。
付属のフェンスはネジを締めると角度がずれるという不具合があったので、自作しました。この幅以内でしたらうまく使えます。
付属の角度切りガイドも小さすぎて使えません。角度切りではほぼ45度しか使わないので、45度専用のガイドを自作しました。
大型のテーブルソーではよく使われるクロス・カット・スレッドも自作しました。これによって作業効率がぐんと上がりました。
モーターの回転を調整する為に、自作の交流電動機速度制御器を使っています。音が静かになります。。
測る工具
安物のノギス。ノギスと言えば世界のミツトヨですが、この安物で間に合わせてます。
分度器。これはいろんな使い方ができるので重宝しています。
テスターは高校大学時代の方がいいものを使っていました。実は中国製のデジタル・テスターのキットを組み立てて動かないという失敗をして、右側のデジタル・テスターを買ったのですが、まだ5年ぐらいしか経っていないのに電池が無くなってしまいました。特殊な電池なので、買い換えをあきらめてます。やはり使い慣れたアナログ式の方が自分には合ってます。でも近頃どうもそのアナログのテスターも調子が悪くなってきました。
そんな時にふと見つけたのがこれ。SANWAのAP33です。これはテストリードを本体に巻き取り格納ができます。これこそ長年欲しかった物です。テストリードがじゃまにならずに道具箱にすっきり収納できます。しかも2,470円と安価でした。
自作のスピード・スクエアです。指矩(さしがね)よりもずっと簡単に使えます。案外高価なので自作しました。
丸棒の中心を求める工具です。カッターの刃を45度に埋め込んでいます。
自作の毛引きです。これまで面倒だった線引き作業がとても簡単になりました。
自作のセンター・ファインダーです。中央に2mmの鉛筆の芯を埋め込んで有り、中央線を簡単に引くことができます。
孔を空ける工具
精密に小さな孔をあけるのに便利です。
長いこと手回しのドリルを使っていました。学生時代には手の皮がむけるくらい苦労しましたが、電動ドリルは苦労知らずです。
電動ドリルの刃。
垂直に孔を空ける為に小さな卓上ボール盤を買いました。小さすぎてトルクが弱く、使い勝手も悪くて困ってます。
このボール盤用のバイスを自作しました。
ドリル・ビット・ホルダーも自作しました。
削る工具
やすりです。このほかに紙やすりもよく使います。
紙やすりは、このようにして板に取り付けて使います。ステープラーで打ち付けてあるので、簡単に交換ができます。
自作のグラインダーです。
リーマです。ドリルで開けた孔をさらに拡張するのに使います。
締める工具
製作記を書いた自作のパラレル・クランプです。
この万力(バイス)は上が金床として使えるので重宝しています。とても小さいのですが、自分には充分な大きさです。
軟らかな物を挟むときには、このように木材を挟んで傷が付かないようにしています。
以上です
以前使っていた真空管工作用のシャーシ・パンチやらハンド・ニブラーやらの工具が工具箱にたくさん眠っていますが、今ではほとんど出番がありません。また、カッターやドライバーなどほとんど同じ物がたくさんあって困ってます。そもそも工具箱がいくつあるんだろう?
2013年11月4日 記
最初にこのページを書いてから、かなり工具が増えましたので、追記しました。電動工具の他、自作工具類が多くなりました。作ったけどまだ使っていないものは載せていません。これからも少しずつ工具類は増えていくことでしょうから、いつかまた追記します。
2015年2月1日 記