工作室 370 ポケット付ポーチ改
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前回のポケット付きポーチを改良してみました。
今回は前ポケットはファスナー方式で、メインは蓋をボタンで留める方式です。
設計
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前ポケットには12cmファスナーを使って設計しました。厚みは30mmで厚みのある文庫本が入るサイズです。
左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。3ページです。
製作
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全面と後面の布をカットしました。
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側面の布もカットしました。今回は途中で継ぎ足さず一枚続きです。
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蓋は一枚の布を二つに折りたたみます。
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厚手の接着芯を貼りました。
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全面の布にポケット布を中表に重ねます。上端から20mmの位置に待ち針で固定しました。
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待ち針は手縫いの時に危ないので、しつけ縫いをして、取り外しました。
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この段階でファスナーの窓枠をぐるっと一まわり縫いました。
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窓を開けるために、カットしました。
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表に返して、アイロンで整えました。
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ファスナーの位置を決めて、しつけ縫いをしました。
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裏側からみると、よくわかります。
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窓の周りを縫い代2mmほどで、ひとまわり縫いました。
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裏に返して、
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余分なファスナーの端をカットしました。
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ポケット布を二つに折りたたんで、縫い代10mmで縫いました。
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これでポケットが出来ました。
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次に蓋を作ります。中表に折りたたんで、
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縫いました。
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ボタン穴の周りだけ、両面とも接着芯を貼りました。
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表に返してアイロンで整えました。
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ボタン穴を作ります。ボタンはいつもの直径20.0mm、厚さ4.4mmを使うので、長さは36mmにしました。縫い線を描いて、その線に沿って下縫いをしておきました。
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今回は、心地として、ボタン穴のかがり糸二本を撚って太くした物を使いました。ほどよくふくらんで見えます。
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次に内布を作ります。二枚合わせて、
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縫いました。底に100mmの返し口を空けます。
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底に30mmのマチを作ります。
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余分な部分をカットしました。
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本体を縫います。
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全面布に側面布を対付けました。
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さらに後面も縫付けて、角をカットしました。
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表に返して、蓋を縫い代5mmで仮止めします。
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それを内布に差し込んで、口の周りを縫い代10mmでひとまわり縫いました。
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そこの返し口から表に返します。
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内布の返し口を、
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いつものように、コの字まつり縫いで綴じました。
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内布を中に差し込んで、アイロンで整えました。
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さらに、口の周りを縫い代2mmほどで縫いました。
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最後にボタンを縫付けました。
完成
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これで完成です。
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ほどよい大きさにまとまりました。
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厚さ3センチもある文庫本が入ります。よく使うシール切手シートはポケットに入れておきます。
2024年4月7日 記