工作室 260 ボックスポーチ
暖かくなってきたなと思ったら、あっという間に桜の季節が過ぎました。今年も花見ができず無念であります。特に今年の桜の開花は記録にある1200年の間で最も早かったとのことですね。
まだ肌寒い時もあるので買い物に出かけるときは春用のジャンパーを着ているのですが、そのうちこれも着なくなります。そうなると、買い物袋を持ち歩くのがやっかりになります。特に今使っている買い物袋は蓋が閉じるようにと、前回巾着方式の蓋を取付けたので、ジャンパーのポケットでさえも一杯にふくれるほどなのです。
そこで、YouTubeで見つけたこの動画を参考にして買い物袋専用のボックスポーチを作ることにしました。
製作
表地は縞模様のデニム地を使います。かなりの厚みがあるので接着芯は貼りません。これを230mmX160mmにカットして二枚用意しました。
裏地には薄い青い生地を使います。表地と同じ寸法で二枚用意しました。
タブ用に50mmX60mmの生地を二枚使います。
まずは、タブを先に作ります。15mm幅を四つ折りにして……
端を縫いました。
参考にしたYouTube動画では使っていないDカンを使います。
15mm幅のDカンを挟み込んで根本を縫い綴じました。
次にファスナーを取付けます。20mm幅のYKK玉突きファスナーを使います。
参考にしたYouTube動画では表地・裏地それぞれをミシンで縫っていますが、手縫いなので、裏地も同時に縫います。
縫いました。
もう片方も同様に縫って、さらにそれぞれを開いて端を縫いました。
表地と裏地、それぞれを中表に合わせて、端を縫い代10mmで縫いました。
裏地の方には返し口(矢印)を残しています。
縫い代をアイロンで開きます。
裏地も同様にアイロンで縫い代を開きます。
表地と裏地の縫い目がきちんと合わさるようにして固定します。
折りたたんだ表地の縫い目のところにDカンタブを挟み込みます。
内側に入れました。
その部分を仮縫いしました。もう片方も同様にします。
四隅をカットするのですが、簡単に書き込みができるように厚紙で型紙を作りました。寸法は40mmX50mmです。
この型紙を当てて、このようにカットする線を描き入れました。写真ではわかりにくいのですが、赤いフリクション・ボールペンで書いています。
そこをカットしました。
両端を縫いしろ10mmで縫い合わせました。(矢印)
これでDカンは二重にしっかりと固定されたことになります。
次に、マチの加工をするのですが、表地のデニム地が厚過ぎて、さらに裏地も薄いのでかなり大変でした。写真ではわかりにくいのでYouTube動画を観てください。
4カ所のマチを縫いました。
裏地の返し口からひっくり返します。
ひっくり返したので、返し口を綴じます。
コの字まつり縫いで綴じました。
今度はファスナーを開いて、ひっくり返します。
やっと形ができました。ここまで、どんな形になるのかわからないので不安なまま進めていました。
以前作ったウォークマン・ケース用の紐を付けてみました。
この状態で使ってみたのですが、どうも前と後ろが決まってないと使いづらいので、ワッペンを縫付けました。こちらが前という事にします。
ちなみに、これは生地の詰め合わせを買ったときにおまけで入っていたもので、帆船日本丸とぐんまちゃんのコラボワッペンのようです。
今使っている買い物袋を入れてみます。
ぴったり入りました。
完成
これで完成です。
2021年4月7日 記