工作室 391 秋マスク改3

新型コロナの為にマスクを作り始めたのが裁縫を始めるきっかけでした。そのマスクですが、新型コロナの影響は弱まったように見えても、まだまだ使う機会はありますね。毎日のように買物に行くショッピングセンターとか、特に必須なのは眼科などの医院です。こういうところはマスク着用必須ですね。そのため、未だにマスクを作り続けています。

つい先日も歯医者に行くためにとマスクを新調したのですが、なんと同じデザインの物を三年間も作り続けていいました。

そこで、今回、思い切ってデザインを変えてみました。とは行っても、全体的には気に入っている形なので、ほんの少し丸みを持たせただけですけどね。

設計

今回の物は内側にフィルターを入れていません。長い間、ナノフィルターという物を使っていましたが、もう必要無いだろうと思ったからです。最初の頃から比べるとかなり安くはなりましたが、電車に乗って買いに行くのも面倒だからでもあります。

左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。A4用紙で1ページです。

蒼の矢印部分に丸みを持たせました。また、赤の矢印部分は、とんがっていましたが、丸くすることにしました。

製作

最近はこの生地をマスク用に使っています。

中表に二つ折りにして、型紙を載せます。

チャコでなぞりました。

チャコの線の内側を鋏でカットしました。

次に、内側の型紙を載せます。

表布の場合は、全面の曲線のみ線を描きます。

この線の内側を細かく縫いました。縫い代の曲線部を幅10mmほどで切れ目を入れて、

一旦表に返して曲線部をきれいに折ります。

裏面の縫い代を二枚合わせてこのように右側に折ります。曲線なので一部は重なります。その重なりを維持する為に、しつけ縫いをして固定しておきます。

次に内布を作ります。内布の場合は、このように、内側の型紙を両面とも全週に渡って縫い線を描いておきます。

最初に全面の曲線を縫って、表布と同様に縫い代を右側に折りたたんで置きます。このとき、表布と同じ向きに折りたたむのがコツです。

たくさん作って置いたストッパー付きのゴムを二つ取り出して、

このように、表布の箸に両面テープで仮止めします。

その上から、内布をかぶせます。

位置を新調に合わせてクリップで固定します。このとき、わずかに内布が上下にはみ出すようにするのがコツです。

同じサイズのものなので、はみ出した方は短くなります。結果として、内布が表から見えにくくなります。

ひとまわり縫いました。ゴムの部分は細かく重ねて縫っています。さらに、矢印部分は返し口として残してあります。

角の余分な部分をカットします。

返し口の部分は、このようにしっかりと折りたたんでおきます。

返し口から表に返します。ここで、しつけ糸を抜きます。

返し口をコの字まつり縫いで綴じました。このように、わずかに内布が内側に引っ込んでいます。

結果として、表から見えなくなっています。

完成

これで完成です。

角張っていた部分がわずかに丸くなりました。

2024年10月13日 記

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