工作室 324 布製ペン立て2

2022年3月27日に製作した布製ペン立てで使っていた修正テープは、いつも近所のスーパーマーケットの事務用品売り場で買っていました。

先日、そこに行って見つけたのがこれです。同じコクヨの製品なのですが、幅が広く、長いのに値段が安い。即購入しました。

ところが、これまで使っていた物と比べて大きいのです。

並べてみると・・・、写真ではわかりにくいのですが、これまでのペン立ての消しゴムポケットには入りきれない大きさです。

ペンの数も増えてきたし、ちょうどいい機会だから作り替えようと思い立ちました。

設計

設計図を描きました。消しゴムポケット(修正テープ用)を大きくして、ペン立ての方も1cmだけ大きくしました。

左の画像をクリックすると、別タブで型紙のPDFが開きます。

製作

表布は前回と同じ猫柄を使いました。

今回は、この段階で大失敗をしています。ひとつは、柄を上下反対にして仕舞ったことです。なにしろ、裁断するときは裏側をみて行なうので、よくこんな間違いをしでかします。方向性のある生地を使うときは気をつけなくてはなりませんね。

さらに、消しゴムポケット用の生地が小さすぎました。

表布の裏面に厚手の接着芯を貼りました。消しゴムポケット用にも貼りましたが、そもそも大きさが間違っていたので使えません。

改めて消しゴムポケット用の生地をカットしなおして、組み立てます。接着芯は貼らず、内布も使わないことにしました。

内布を使わずに布用接着剤で端の処理をしています。

これを表布に取付けます。フリクションペンで検討を描いています。アイロンの熱で消えるので、とても便利です。

柄に合わせて取付けたために、ここでさらに失敗をしてしまいました。これは最後に書きます。

ここからは、前回のものと作り方を変えています。まず、表布を組み立てます。

縫い代の角をカットして、表に返しやすくしています。

内布も同様に組み立てます。

このとき、矢印部分の6cmを返し口として空けておきます。

一般的には、内布の中に表布を中表にして差し込むのですが、この場合は消しゴムポケットがじゃまになるので、その逆にしています。

口の周りをぐるっと縫いました。

表に返しやすく縫い代を開きます。

このままでは表に返せないので、内布を一旦引き出して、

返し口から、表に返します。返し口の大きさがぎりぎりでした。

表に返りました。空いている返し口を、

いつものようにコの字まつり縫いで綴じました。

内布を内側に押し込んで、口の周りを縫い代3mmほどでぐるっと縫いました。

完成

アイロンで形を整えて、完成です。

新しい修正テープもぴたりと収まります。

最初に、柄の上下を間違えたために起きた大失敗の極めつけは、これです。本来は縫い代として、内部に隠れてしまうこの部分が、しっかりと表に出ているのです。まあ、自分で使う物だから、毎日これを観て反省することになりますね。

失敗作ではありますが、しばらくはこのまま使っていくことにします。作り直すのもいいのですが、せっかく作ったのだし、まだまだマスクも作らないといけないので、余裕がありません。

2023年1月15日 記

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