工作室 219 針山二種

マスク作りを始めてから、針を使うことが急激に多くなりました。そうすると針を机の下に落としては足に刺してしまうという危険性が高まり、このままではいけないという恐怖心から対策を講じることとなりました。要するに、針は針山に刺しておけばいいのです。

針山の製作

針山の作り方はYouTubeでたくさん観ました。それらを参考にして作ります。基本は布で綿を包んだ玉を作り、それが転がらないようにするというものです。

まずは、マスク製作で使った端材に手近なもので円を描きました。

これを裁ちばさみで切り取りました。周囲はぎざぎざが目立ちますが、隠れるところなので気にしません。

荒く縫ってすぼめます。

中に綿を詰めて、さらにぎゅっとすぼめました。これで綿を詰めた玉がひとつできました。

思っていたほど大きくなく、というか、あまりにも小さかったのでさらに大きなものを作ることにしました。

自作のコンパスで円を描いて型紙を作り・・・、

生地を切り抜きました。

写真で見てわかりやすいように白い糸をつかって縫いました。

これに綿を詰めて、ぎゅっと絞ります。

同様にして大型・中型・小型と三個作りました。さすがに大型の方は大きすぎましたので、最終的には使わずに解体してしまいました。

針山の土台にするものは何がいいかなと探してみたら、こんな空き瓶が見つかりました。中身を食べた後の空き瓶はもったいないので、きれいに洗って保管しているので、たくさん溜まっています。

当初はこの蓋だけを使おうと思ったわけです。

一番最初に作った小型の玉を載せてみるとこんな感じになり、余白がありすぎました。

なんだかサイズが合わないなとは思ったのですが、ふと以前YouTubeで観たアイデアを思い出して、そのままホットグルーで接着してみることにしました。

熱を冷ますと、案外しっかりと接着できました。

これに普段使っている縫い針と待ち針を刺してみて・・・、

ひっくり返して瓶にもどすと、糸付きの針ごとしっかりと格納できました。これなら針がどこかに行ってしまうことも無く安全です。

待ち針専用針山の製作

しかし、これを使っている内に、どうしても小さな針山ひとつに縫い針と待ち針を一緒に刺すのは効率的ではないことに気づきました。

そこで、待ち針専用の針山も欲しいなと思い、適当な容器を探してみたら、4年前にひっくり返しLEDランプ用に使った容器がひとつ余っていたのを見つけました。

これに中型の針山を納めてみるとぴったりでした。しかも接着する必要もないほどしっかりと動きません。

ちなみに、この中型の針山は直径150mmの布地から作ったものでした。

完成

これで、縫い針用、待ち針用の針山ができました。使い勝手はとても満足しています。

アベノマスク改造3

アベノマスクのガーゼがもう一つ分残っていたので、改造第三弾を作ってみました。型紙は第二弾とまったく同じものです。

偶然にも残った端材からできたデザインが、「なんとか仮面」のようです。そもそもマスクは仮面のことですけどね。

これをかけて歩くと、なんだかいつもよりも視線を感じるのは気のせいでしょうか。


不審者ではないのに・・・。

2020年6月21日 記

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