工作室 393 通帳ポーチ
銀行や郵便局に行くときの為に専用の鞄を作って使っていましたが、結局は他の用事もあるので、大きな鞄にそれを入れて持ち歩くということになってしまいました。そうなると、鞄に入れるには大きすぎるという問題があるので、通帳専用のポーチを作ることにしました。
そういえば、小学生の頃、農協貯金のポスターを描いたことがありました。農協や郵便局は貯金といい、銀行は預金というのだと聞きましたが、田舎の町には銀行はありませんでした。今の郵便貯金は、ゆうちょ銀行となっていますね。そうすると、貯金ではなく預金に変わったのでしょうか。
設計
16cmファスナーを使います。また、お札が入るくらいの両玉縁ポケットを付けることにしました。
左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。A4用紙で2ページです。
製作
かなり厚みのあるこの生地を表布とします。
裏面には接着芯を貼りました。ここにポケット穴の線を描きました。長さ100mm、幅12mmです。
いつも使っている赤のフリクションペンのインクが無くなったので、これからしばらくは青に変更します。
玉縁布を中表に重ねて、位置がずれないようにしつけ縫いをしました。
ポケット穴の上下だけ縫いました。
間をカットしました。
玉縁布を裏側に入れて、アイロンで整えました。
裏面はこうなっています。
上下とも6mmずつ折りたたんで、両玉縁を作ります。
表布と玉縁布の境目、この赤い線を縫いました。
ここに来て、やっと脇の三角部分を縫いました。
ポケット布を取付けます。
縫い代10mmで縫いました。
一旦、下側に折りたたんで、
上に持ち上げて、
縫い代10mmで赤い線を縫いました。
表に返すという訳でありませんが、いつものくせで、ついつい角をカットしてしまいました。
16cmファスナーを準備して、
両端の処理をしました。
最初に、後表布に合わせて、
さらに、内布を重ねて、
縫い代5mmで縫いました。
表に返して軽く整えます。
次に、前表布を合わせて、
内布を重ね、同様に縫い代5mmで縫います。
表に返して、アイロンで整えました。
ファスナーの端を縫い代2mmほどでスティチ縫いをしました。
表布同士、内布同士を合わせて、周りをぐるっと縫います。
このとき、赤い矢印部分は返し口として残します。
縫いました。
表に返し安いように、角の部分をカットしました。
返し口から表に返して、アイロンで整えました。
まだ空いている返し口を、
いつものように、コの字まつり縫いで綴じました。
内布を中に押し込んで、
完成
完成です。
通帳のついでに、お札も収納出来ます。
2024年10月27日 記