工作室 350 Wファスナーポーチ改
前回の試作の経験を生かして、内布付きの実用的なダブルファスナーポーチを作ってみました。ファスナーは16cmに変更してあります。
設計
型紙を描きました。
左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。3ページです。
製作
前面の表布はこれを使います。ファスナーの幅に合わせて、横190mmにカットしました。上部の布は縦40mm、下部は縦100mmです。
上部の布にファスナーを縫付けます。縫い代7mmにしました。
出来ました。
続いて、下部の布を縫います。
これで、全面の表側が出来ました。
このサイズに合わせて、後ろ側の表布をカットしました。縦135mm横190mmです。
ポケットのサイズも決まりました。
この図から縦が177mmとなりました。
ポケットを取付けます。まずはファスナーの下側です。
ここで、ファスナーの脇を縫い代2mmほどでステッチ縫いをしました。わざと白い糸で縫っています。
ポケットの上端も縫付けました。
表から見ると、なにかいい感じです。ちらっと見える裏地が生きてますね。
ファスナーの端が開きっぱなしになるので、縫い留めました。
これで、前面の表生地ができました。
上部のファスナーは端処理をします。
直角に縫い留めました。
これを前面表生地に縫付けます。
さらに内布も取付けます。
後ろ側も縫って、ファスナーの脇をステッチ縫いしました。
表布同士、内布同士を中表に重ねて、縫い代10mmの縫い線を描きました。下部の青い矢印部分は返し口とします。
縫いました。角を邪魔になるのでカットしました。
縫い代をアイロンで開きます。
特に返し口の部分は、ここで正確にしっかりと折り目を付けておかないと、あとでまつり縫いするときに苦労します。
マチを作ります。
表布の角と内布の角を重ねて、20mmの線を描き入れました。
重ねて縫って、余分な部分をカットしました。
返し口から表に返します。
返しました。開いている返し口を、
いつものようコの字まつり縫いで綴じました。
完成
内布を内部に押し込んで、完成です。
後面はこうなってます。前回と同じです。
ファスナーはしっかりと取付けました。
ポケットの生地がアクセントになっています。
写真ではわかりにくいのですが、20mmのマチが付いていますから、
このように立てることも可能です。
このYKKの玉付きファスナーは動きがとてもなめらかです。
2023年9月3日 記