工作室 59 パタパタ電波時計
学生時代、もう40年ほど昔の話ですが、妹が買ってくれたパタパタ時計を使っていました。AMとFMのラジオが付いていて、目覚ましラジオとしてとても役に立ってくれました。あれはどこに行ってしまったんだろうか。記憶に無いのです。それまで時計と言えば、長針と短針がぐるぐるまわるアナログ方式が当たり前でしたが、これは文字盤がパタパタと動いてデジタル表示してくれるんです。動くと言っても一瞬の事ですから、どんな風に文字が切り替わっているのかわからないくらいでした。
いまではデジタル表示の時計というと、液晶を使った物ばかりです。学生時代のあのパタパタ時計が懐かしいなぁと思っていたところ、書店でこんなものを見つけました。
学研の『大人の科学マガジン』のパタパタ電波時計です。
パタパタ時計に電波時計の機能を加えた物を組み立てるキットです。これは面白そうです。
箱の中味はこんなにたくさんの部品が入っています。電波の受信部分は組み立て済みですから、はんだ付けなどは必要ありません。
詳しい組み立て説明書があるので誰でも簡単に組み立てることができます。
一番面倒なのは文字盤です。これには順番もありますから、確実に間違いの無いように気をつけます。
筐体の裏の電池ボックスに単三電池を二本入れると電波の受信を開始します。電源スイッチはありません。乾電池は1.2Vの充電式の物も使えます。
しばらくすると文字盤が動き始め、正確な時刻にセットされます。文字盤はこのとおり大きくてとても視認性が高いので実用的です。
2014年10月18日 記