工作室 206 隠し抽斗のある小箱
令和元年最初の工作記事です。
幅が120mm、奥行き80mmで高さが40mmという小さな箱に、隠し抽斗を作りました。
設計
いつものようにSketchUpで設計しました。左の画像をクリックするとダウンロードできます。
この用に蓋を開けても、抽斗にはロックがかかっているので開きません。
この仕切り板を引き抜くとロックがはずれ・・・、
抽斗を抜くことができます。
製作
まずは、基本パーツを切り出します。
箱の枠を組み立てます。中段の底板にはこのように隙間が空いています。
抽斗の組み立てに入ります。
3mm合板を幅8mmにのこぎりでカットします。電動工具ばかり使うと腕がにぶるので手作業で切りました。
眺めに切ったので、これから寸法を実寸あわせで調整します。
こんなとき、小刀が役立ちます。3mmの厚みも物ともせずにすぱっとカットします。
抽斗ができました。矢印の隙間にロックの板がはまります。
天板を切り出しました。
これを接着して・・・、
ヤスリがけをします。
さらに上から8mmのところで蓋と本体に切り離します。
内側の仕切り板を貼り付けます。もちろんロック用の仕切り板(矢印)は接着しません。
木地完成です。
塗装をしました。
完成
これで完成です。
一見、普通の小箱ですが・・・、
中身はちょっと複雑です。
使ってみる
上段には観られてもいいものを。秘密の抽斗には秘密のものを隠しておきます。
2019年5月28日 記