工作室 337 一枚布スクエアボックス
![](337/16.jpg)
![](333/07.jpg)
以前作ったスクエアボックスの製作途中のこの画像の形は、よく観る形です。表布と内布を別々にすると、縫い合わせてここに至るまでには、いくつかの行程がありますが、一枚布を使ってこれを一気に短縮してみようと思い立ちました。
設計
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寸法を少し大きくして図面を描いてみました。
左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。
製作
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一枚布をカットして、裏面に厚手の接着芯を貼り付けました。
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中表に二つ折りにすると、想定通りのこの形になりました。
写真の青線の部分を縫います。
![](337/04.jpg)
縫いました。緑線の部分は返し口として空けてあります。
![](337/05.jpg)
縫い代を爪アイロンで割りました。
![](337/06.jpg)
次にマチを作ります。
![](337/07.jpg)
前回は、このように四カ所を縫ってマチを作り、さらにこの上下(表布と内布のマチ)を縫うということで、合計6回も縫いましたが、
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今回は、このように、マチ同士を重ねて置いて、一気に縫います。
![](337/10.jpg)
わずか二回縫うだけの手間で済みました。ほんとうにこれだけでいいのかなという気になってしまいます。
![](337/11.jpg)
返し口から表に返します。
![](337/12.jpg)
返し口を底にして、目立たなくします。
![](337/13.jpg)
それでも開きっぱなしと言う訳にはいきませんから、いつものようにコの字まつり縫いで綴じました。
![](337/14.jpg)
口の周りをぐるっと一周縫い代2mmぐらいで縫いました。
![](337/15.jpg)
さらに四カ所の稜線を縫いました。
完成
![](337/16.jpg)
これで完成です。表布と内布を同じにすると、ほんとうに簡単にできました。マチの縫い方も6回を2回に減らしたので、全体的にものすごく単純でしたが、できたものはしっかりとしたもので、充分に実用的です。
![](337/squareBox2_320.gif)
いつの間にかドラゴン君か入っていて、居心地良さそうにしていました。あいかわらず、カメラ目線は外しません。
2023年5月21日 記