工作室 336 中仕切り小物入れ
先日作ったスクエアボックスは重宝しているので、さらに発展させたものを作りたいなと思っていました。
そこで見つけたのがこれです。
間に仕切りが付いているだけのようでいて、作り方はかなり複雑になっています。
設計
今回は、そのままの寸法で図面を描いてみました。3ページのあります。
左の画像をクリックすると、別タブで型紙のPDFが開きます。
製作
生地はこの組み合わせにしました。
表布用の厚手接着芯をカットしました。
今回は内布にも接着芯を貼ります。
これは間仕切り用です。中央(上部)が5mm狭くなっています。
表布の裏に接着芯を貼りました。先に接着芯を貼ってから、10mmの縫い代を計ってカットするという手法です。
内布の方にも同様に貼りました。
間仕切りにも貼りました。
表布を中表に二つ折りにして、
端を縫います。少し広めにする為に、接着芯から1mmほど外側を縫います。
縫いました。
縫い代を開いて、
今度はマチを作ります。同様に少し広く縫います。
縫いました。
ひっくり返して角をアイロンで整えました。
口の部分も10mm折りたたんで置きます。
底はもうできあがっています。
次に、間仕切りを作ります。
角をこのようにカットしておいて、
二つに折って、
縫い代10mmで縫いました。
内布に角の折り目を付けておきます。
間仕切りをここに置いて、
その上にもう一枚の内布を中表に重ねます。
底を縫います。ここは接着芯の際ぎりぎりを縫います。
縫いました。
縫い代を開いて、
表に返すと、間仕切りが垂直に立ちました。おみごと!
次に、脇を縫います。位置合わせが少し面倒ですが、正確さを目指します。
縫いました。
今度は底と側面を縫い合わせます。
出来ました。
表布の中に内布を差し込みます。
慎重に位置を合わせて、
周りをぐるっと一周、縫い代5mmほどで縫いました。
最後に、四つの角の稜線を縫います。
完成
これで完成しました。
これはなかなか便利です。
2023年5月14日 記