工作室 276 テントポーチ16cm
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前回の20cmファスナー用テントポーチの製作では、手順を間違えたり、細かなところでずれが出たりして満足できるものではなかったので、今回は16cmファスナーで作ることにしました。
前回、44年前の学生時代の写真を掲載したところ、これはテントではなく、ツェルトではないのか、というお声をいただきました。
![テント](../report/nikko/nikko04.jpg)
確かに、その頃はドイツ語でツェルトと呼んでいました。ドイツ語を習っていたので得意げに使っていたというだけではなく、大きな物は英語でテントと云って区別をしていたのです。小型の物はドイツ語でツェルト、大きな物は英語でテントというわけです。
設計
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ファスナータグ以外は縮小したようになっています。
左の画像をクリックするとPDFが別タブで開きます。
製作
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表布は、マスク用に使っているこれを使います。裏には接着芯を貼りました。
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内布はこれにしました。
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16cmファスナーを準備しました。
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ファスナータグ用には表布の端ぎれから作ることにしました。一枚の布からではサイズが足りません。
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そこで、二枚を貼り合わせて作ることにしました。
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二枚を中表に縫い合わせます。
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60mmX40mmのサイズにできました。
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縫い代はきちんと割っておきます。
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ファスナーの端のサイズに合わせます。
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うまくはまりました。
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ファスナーを縫付ける下準備として、補助線を引いておきます。
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青色のフリクション・ボールペンで描いたので、肉眼ではわかるものの、画像にするとよくわかりませんね。
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補助線に合わせて表布とファスナーを中表に重ねます。
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ここでしつけ縫いをして仮止めをしておきます。最近はこの方式が手縫いには有っている気がしています。
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その上に内布を重ねて、
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これも補助線に合わせて縫いました。縫い代10mmです。
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ここでしつけ糸を抜きます。
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片側ができました。前回はこの段階で端を縫い止めましたが、これは後でやった方がいいことがわかりました。
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同様にして、もう片方も処理しました。
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表布同士、内布同士を中表に合わせて、縫い代10mmの補助線を引きます。
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内布の、この矢印部分は返し口にするので、縫いません。
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縫いました。
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縫い代を割ります。
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6cmのマチを作ります。正確に位置を合わせて、左右30mmずつの補助線を引きます。
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そこを縫いました。
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余分な部分をカットしました。これを4カ所繰り返します。
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返し口から表に返しました。
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いつも通りコの字まつり縫いで返し口を縫い綴じました。内布のカットの段階で、柄袷をきちんとしておいたのです。表からは見えないところですが、なんだかうまくできて満足です。
TVerのドラマコーナーに『今夜はコの字で』というのが載っていました。中身は観ていないのですが、たぶん、いつもならミシンで返し口を縫っているのだが今夜はコの字まつり縫いで綴じることにした、という内容だと思われます。
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ここで、やっとファスナーの端を縫い止めました。白い糸だと目立ちすぎますね。
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一度裏に返しておいて、口が開かないように両端を縫い止めておきました。
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こんな感じになります。
完成
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完成しました。
![](276/tentPouch16_320.gif)
うまく動きます。
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前回の20cmファスナー用と並べると大きさの違いがよくわかります。
2021年8月15日 記