工作室 64 輪とロープ
輪とロープを使った木製パズルの製作
このところ、輪ゴム銃ばかり作っていたのですが、ちょっと趣向を変えて、木製パズルを作ってみました。
と言っても、実は新作の輪ゴム銃などを作っていて、接着剤が乾くのを待つ時間に作り始めたのがきっかけなのです。
二つの輪とロープのパズル
輪ゴム銃2の製作で余った板きれを使う事にしました。型紙などは無いので、直接ボールペンで木取りをします。
真ん中に12mmの孔、両脇に6mmの孔を空けます。6mmの孔の反対側には、途中まで12mmの孔を空けてあります。
いつ買ったのかは覚えていませんが、確かそんなものがあったなぁと探し出したのがこのロープです。太さは4mmでした。
これを900mmに切り取ります。
ロープを中央の孔にこんな風に通します。
適当な輪を作ります。実はちゃんとした円形に作ろうとして失敗したので、こんなへんてこな形になってしまいました。3mmの合板を2枚
貼り合わせてあります。この二つを輪をロープの両端から通しておきます。
ロープを両端の孔に通して裏側で結びます。
このままでは簡単にほどけてしまうので、木くずを木工ボンドで練ってパテを作り、こんな風に孔に埋めてほどけないようにしっかりと固定してしまいます。
これで完成です。なんだかあっけないくらい簡単にできてしまいます。
問題は、ふたつの離ればなれになっていた輪を、こんな風にくっつけることができるか、というものです。
さあ、実際にやってみてください。
輪を取り出すパズル
こちらはちょっと複雑なので手帳にメモ書きをしてから作業を始めました。そのメモはあまりにも汚いので、これはちょっときれいに書き直した物です。
基本的には12mmの板を使っています。四角のブロック状の物は18mm厚です。輪っかの方は合板を使おうと思ったのですが、ちょうどMDF板が余っていたのでそれを使いました。
まずは荒削りに切り取ります。
やすりがけをして綺麗になりました。
ロープは同じ物を600mmに切り取って使います。
いよいよ組み立て作業に入ります。
ロープの先端は6mmの丸棒を差し込んでいます。底の木ねじの孔は自製のパテで埋めてしまいます。
接着剤が乾いたら余分な部分は切り取ってやすりがけをすると、すっきりしました。
これで完成です。
こんな風に輪っかを外すことができるか、というのが問題です。
解法
この下に、二つのパズルの解き方を見る方法が書いてありますが、そのままでは表示されませんので、ちょっとした操作が必要です。
2014年12月7日 記