工作室 116 輪ゴム銃5 Lilliput
若い頃は病気知らずで、何年間も医者に行かなかったので毎年健康保険組合から体重計などの簿褒美をもらっていたものですが、今ではこのように毎日三種類の薬を飲んでいます。
薬は種類毎に薬局で輪ゴムでくるんでくれるのですが、この輪ゴムをこのようにして保存してあります。
直径は18mmほどで、伸ばすと100mmほどになります。これを何かに役立てたいなと思っていたのですが、輪ゴムと言えばやはり輪ゴム銃ですね。
そこでいつものようにYouTubeで超小型の物を探してみると、そのまんまのタイトルで見つかりました。
これはなかなか良さそうです。
設計図も入手しました。
製作
材料をそろえました。といっても端材の中から使えそうなものを見繕ったというところです。
設計図を印刷して貼り付けます。まずは9mm厚の板の方から。
これを切り出して並べてみました。おおよその形が浮かび上がります。
次に3mm厚の合板のほうですが、このとおり3mmほど幅が足りません。新品の合板はもったいないので、このまま使うことにします。
同じ形のものが二枚必要なので、片方を適当に切り出して、二枚重ねにします。
このようにして、各パーツを切り出しました。
回転するパーツの軸はいつものように3mmの竹串を使います。
バネの直径は4.5mmでした。
手持ちのドリル・ビットには4.5mmはありませんでしたから、5mmの孔を空けてバネを取り付けることにしました。
組立て作業にとりかかります。この段階で動作確認をしながら回転するパーツの調整を行います。
元の設計図とは合板の寸法が違ってしまったので、その影響がこのA8パーツに出ます。これをこのような形に作りました。
だんだん形が出来てきました。
こちら側は後々のメンテナンスを考慮してビス止めにして分解できるようにします。
完成
ビスで止めて完成です。こんな風にてのひらに隠れるほど小さい拳銃です。
立体感を出すために回転させてみました。
試射
4連発にして撃ってみました。快感です!
2016年2月14日 記