工作室 277 持ち手付きポーチの改良

この間作った持ち手付きポーチを持って出かけたところ、小さくて薄い物は買えたのですが、少し厚みのある物は入らないのであきらめました。そこで今回は、これを改善すべくマチを作ることにしました。合わせて持ち手の長さも調整します。

製作

内布を引っ張り出して、コの字まつり縫いで綴じておいた糸を切って返し口を空けました。手縫いだと糸目が荒いので案外簡単にできます。

裏に返して、内布の底の部分を少し調整します。

底を5mmカットして、新たに返し口を空けて縫い直しました。

マチを作ります。正確に折りたたんで、左右20mmずつの線を描き入れました。

そこを縫って、余分な部分をカットしました。

これを表布二カ所、内布二カ所とも繰り返します。

返し口から表に返します。

返し口をコの字まつり縫いで綴じました。

内布を中に押し込むと、内布の底をカットしたからでしょう、以前よりもぴったりと収まりました。

このように40mmのマチができているので、厚みが出ました。

持ち手を付けてみます。

最初に作った持ち手は短すぎて手が入りにくかった為、持ち手を再制作したのですが、今度は長すぎて困りました。

そこで、調整してみた結果、40mmカットすればいい事がわかりました。

しかし、実際にカットするとまたつなぐのが大変なので、そのまま縫って固定することにしました。

結果、このようになりました。

この持ち手を付けて使ってみると、なかなかいい感じになりました。

これで完成です。

キヤノン・デミEE28が余裕で入ります。

500円のジャンク品を工夫して直したら使えるようになりました。

2021年8月22日 記

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