工作室 57 拳銃型非接触電圧検知器
非接触電圧検知器を拳銃型に改良
先日作った非接触電圧検知器は、筐体加工の手間を惜しんで有り合わせのプラスティックケースで間に合わせた為になんともいえずださいものに仕上がってしまいました。しかもあの形状では実用性が低くてあまり使えそうもありません。
そこで今回はこれを拳銃型に作り直してみました。
製作
手持ちの材料を使うのでそれなりに制約はありますが、簡単なアイデア・スケッチを元にして切り出しをします。
まずは銃身部分です。この中に回路基板を組み込み、先端には電圧検知用の銅板を、そして拳銃で言えば撃鉄部にLEDを仕込みます。
次は握る部分です。この中に006P乾電池を格納し、木ねじで止めた板を外して交換する仕掛けにします。
回路基板を作ります。銃身部分に収まるように細長くしました。
引き金に該当する押しボタンスイッチを取り付けて、006P用の電池スナップと繋ぎます。
基板はスペーサーを付けて反対向きに取り付けました。表向きに取り付けるとトランジスタの高さがじゃまになってうまく収まらないのです。
LEDはそのまま取り付けると何かにぶつけたときに壊れる可能性があるので、このように取り付けて奥に引っ込ませました。
銃身部分を組み立てた後、握る部分の組み立てに入ります。後端の蓋を木ねじで止めるための補助材を接着している様子です。
電圧検知用の銅板はこのように円形にしました。拳銃にみえるかな?
最後に銃身部分と握り部分を接着します。
完成
これにやすりがけをして右手で握ったときにしっくりくるようにしました。写真ではわかりにくいのですが、細く絞ったりしています。やすりがけをすると、このように木目がきれいに浮き上がってきます。これこそ木工工作の醍醐味ですね。
反対側から見たところ。
後ろ側はこんな風になっています。
蓋をはずして電池を取り付けるの図。
握ってみます。かなりしっくりと僕の右手に合っています。
使ってみた!
パソコンの後面のUSBケーブルを狙って引き金を引いてみました。
2014年9月21日 記