工作室 78 瓶詰めLEDライト
以前からチルト・スイッチには興味はあったのですが、YouTubeのこの動画を観て何かに応用してみたいと思いました。
何かと言っても、簡単にできそうなものとなると、やはりLEDの点灯ですね。そこで小さな瓶にLEDを入れて点灯消灯をチルト・スイッチで制御する方式を試すことにしたのです。
材料をそろえます。
3V用発光ダイオード、ボタン電池(3V)、ボタン電池ホルダー、チルト・スイッチです。
このチルト・スイッチは管の中に金メッキの球が入っていて、その移動に寄って接点に接触し回路の開閉を行うものです。ちなみに、このチルト・スイッチはいつものように秋月電子通商の通販で買いました。1個100円(税込)です。
チルト・スイッチのテスト
チルト・スイッチを使うのは初めてなので、どのような動作をするのか、仮組をしてテストしてみることにしました。
ボタン電池ホルダーにチルト・スイッチの片方のリード線をはんだ付けします。
LEDをはんだ付けします。
回路図はあまりにも単純ですから小さく載せます。
簡単に仮組ができました。これにボタン電池をセットします。
写真ではよくわかりにくいのですが、LEDには拡散キャップをかぶせています。
この状態で点灯しました。ひっくり返すと消えます。
倒立型瓶詰めLEDライト
チルト・スイッチの動作がわかったので、今度はちゃんと作ります。まずは、瓶をひっくり返すと点灯するしかけにします。
20mm角の木片に両面テープを貼って・・・、
電池ホルダーをくっつけます。
これにLEDをはんだ付けして、チルト・スイッチも・・・、これが案外やっかいで、テープで仮止めをしながら作業を進めます。
なんとかはんだ付けができました。
ボタン電池をセットすると点灯します。
土台にした木片の底に両面テープを貼って・・・、
これを瓶の蓋の内側に貼り付けます。
蓋をしめるとこんな感じです。これをひっくり返すと点灯します。最後の動画をご覧下さい。
正立型瓶詰めLEDライト
今度は、瓶を逆さにすると店頭するしかけです。
作り方は上のものとほとんど同じですが、チルト・スイッチを逆さに取り付けます。
これを瓶の蓋の内側に両面テープで貼り付けて・・・、
蓋をすると点灯します。ひっくり返すと消えます。
完成
左側は瓶をひっくり返すと点灯し、右側はその反対の動作をします。置き場所によってタイプを選択できます。
実際に使ってみると、小さなLED拡散キャップだけでは拡散の度合いが全然足りず点光源となってしまうので、
こんな風にティッシュペーパーでくるんで輪ゴムで止めてみたら、瓶全体が光るようになりました。
夜、ベッドサイドなどに置いて使うと、これでも充分な明るさですから、実用性もありますよ。
2015年3月28日 記