工作室 48 PCB治具

はんだ付けする時に基板を固定する治具

YouTubeでよく海外の電子工作動画を観るのですが、日本ではあまり見かけない基板用の治具を使っている事があります。これがあると便利だなぁと思い調べてみたら・・・こんなにたくさんの種類がありました。しかし、日本で販売されているのはほとんどありませんし、高価です。やはり、いつものように自作するしかありません。

ところで、なぜか治具は英語でjigなんです。基板治具は英語ではPCB jigです。発音が同じなんて偶然なのだろうか?

製作

アイデア・スケッチをたくさん描いてみました。

材料を切り出します。

基板を載せる板を接着材で貼り付けます。

木ねじ用の孔をあけます。

接着材と木ねじで組み立てます。実はこのときになって孔あけがずれていることに気付きました。ちゃんとした設計図を書いていない為に、底の板厚の分、6mmずれていました。最初に開けた穴はパテで埋めてごまかしました。

やはりきちんと設計図を書かないといけないなぁ思っています。

こちらも組み立てます。垂直を保つために余っていた三角の端材で補強しました。木材を切ったときに出る端材も捨てずに取っておくと何かの役に立ちます。

裏側は木ねじでしっかりと締めています。

ふたつのユニットを組み立てます。計画通りにできました。

幅を固定する方法はあれこれ考えましたが、このように輪ゴムで簡単に締めるだけにしました。それほどの力はかかりませんから、これで充分です。

底にはゴム足を貼り付けて安定させるように工夫しました。

これで完成です。余っている材料だけで出来ました。

使うときには、このように基板を載せます。

載せることのできる基板の幅は、49mmから146mmまでです。趣味の製作には充分です。

2014年6月22日 記

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