工作室 203 花見用腰掛 2019
今年も花見の季節になりましたね。昨年の花見用腰掛はがっちり作ったので持ち運びが面倒でした。今年は組み立て式にして、デイパックに収まるようにしたところ、二次会三次会にも軽々と持ち運びできましたので、紹介します。
設計
いつものようにSketchUpで設計しました。左の画像をクリックするとダウンロードできます。
全体のサイズは昨年の物とほぼ一緒にしました。
立て板二枚を組み合わせ、そこに天板を載せるのですが、座っているうちにずれないようにダボで位置を固定しています。
製作
12mm厚の300x300合板を230mmでカットします。
もう一枚の同じ合板を230x200にカットします。
それらの合板を組み合わせる用に切れ込みを入れます。がたつかないように慎重に12mmの溝を切りました。
うまくできたかな?
組み合わせると、がたつきもなくぴったりとはまりました。
天板を載せて完成型を想定してみます。もちろん、このままでは天板はずれてしまいます。
解体して、携帯のための中抜きを描き入れます。
ひび割れ防止のため、丸みを付けています。
糸鋸で切り抜きました。
もう一枚の方もできました。
尻があたる天板の方は角を丸めました。こちらは15mm合板です。
長さ25mmの6mmダボを埋め込みます。
このように6mmの穴を三カ所あけました。
そこにダボマーカーを埋め込んで、天板を載せて軽くたたきます。
穴の中心に小さな点が付きますから、そこに7mmの穴を空けます。6mmの穴だと抜けなくなりますからね。深さは、上面に達しないように12mmにします。
ダボを接着剤で埋め込みました。
組み立てるときに、二枚の立て板の位置を同じにするために、印を付けました。なぜか、印の位置がずれてしまいました(笑)
塗装しました。立て板パーツは荒い合板なので、安物のニスを塗りました。
天板の方はとてもきれいなので、ワトコオイルのナチュラルを塗りました。
完成
これで完成です。
実際は、昨年使った座布団を載せて使いました。
分解して袋にいれるとこうなります。携帯腰掛としてはかなりいいものになりました。
2019年3月29日 記