工作室 191 御札立て神棚
還暦祝いの御札
ちょうど4年前の2014年6月14日に宮城県は松島のホテルにて中学校同級生56名が集まり還暦祝いをしました。祝宴に先立ち神主さんからお祓いを受けましたが、そのとき戴いた御札がこれです。これまでは本棚の脇に両面テープで貼り付けていましたが、いつまでもこのままではもったいないので、専用の神棚を作って納めることにしました。
設計
いつものようにSketchUpで設計しました。左の画像をクリックするとダウンロードできます。
このように扉を開くと中の御札が見えます。
寸法はこうなっています。
分解するとこんなパーツに分かれます。
製作
やはり神棚ですから白木で作る事になります。厚さ10mmの檜をカットして各パーツをそろえました。
壁にビスを打ち、引っかけて吊すことにします。引っかける部分の加工をしました。
背板に側板を貼り付けました。
扉は開閉できるようにします。その軸を通す孔を鴨居にあたる部分と敷居にあたるパーツに3mmの孔を空けておきます。さらに扉が内側に入り込まないように止めるパーツを接着しました。
両側の扉の上下に孔をあけて・・・、
3mmの竹棒を差し込んで接着しました。
まず敷居を取り付けて・・・、
御札を納めてから・・・、
扉を取り付けます。このとき、ぴったりと取り付けると扉が回転しませんから、厚紙を挟み込んでわずかに隙間を空けます。
鴨居と屋根の上の主棟も取り付けました。千木や鰹木は省略します。
屋根を取り付けてみたら、なんだか物足りません。
そこで、こうしました。違いがわかるでしょうか。
両脇のパーツを取り付けました。
扉の開閉テストをしてみます。想定通りにうまくいきました。
立ててみるとこうなります。これで完成です。
完成
壁に掛けてみました。なかなかのたたずまいです。
夜中になると、音も無く扉が開き静かに見守ってくれているような気がし・・・、
2018年6月18日 記