工作室 56 Zippo型LEDライト
ZippoにLEDを内蔵
友人がZippoライターのコレクターなのですが、改造用にとこれを送ってくれました。これはZippoのレプリカで筐体が真鍮ではなく鉄で出来ているとのこと。
これにLEDを組み込んで、蓋を開けたら点灯するしかけを作ろうと思います。
中味(インナー)を取り出します。今回の改造ではこれは使いませんが、寸法を測っておきます。
実は30年ほど前まではたばこをすっていまして、Zippoも借りて使った事はありましたが、それ以来の再会となりました。このZippoはとても綺麗な塗装がしてあります。なるほどたばこはすわなくてもコレクトしたい気持ちも分かる気がします。
電子パーツをそろえます。電池はCR2032という3Vのボタン電池です。2Vタイプだと電圧を下げるための抵抗が必要となりますが、小スペースの他にLEDは3Vタイプのものを使う事にしました。
LEDには光を拡散させるキャップをかぶせます。
マイクロスイッチで蓋の開閉を感知して、開けたらオン、締めたらオフになるようにします。
その為、両端の端子だけを使い真ん中は使わないので切り取ってしまいます。
回路図はこのようにとても単純なものです。
製作
LED、ボタン電池ホルダー、マイクロスイッチをつなぎます。
2.6mm厚のMDF板に各パーツを取り付けます。電池ホルダーは電池交換の事を考えて固定しないでおきます。
LEDは1.2mm厚のプラバンに孔を空けて固定します。
マイクロスイッチはこのように取り付け角度を調整し、さらに検知金具を折り曲げています。
蓋を閉めたときに、安易に開かないように直径6mmのネオジム磁石を2個取り付けています。これは筐体が鉄だからできることで、本物のZippoだと真鍮製ですから、鉄の小片をとりつけるなどの工夫がいります。
裏側はこんな感じです。マイクロスイッチは10mmの釘で固定したのですが、はみ出した部分はやすりで削ってあります。
この段階で電池をセットしてテストしてみました。想定通りの動作をしています。
インナー部分はこれで完成です。Zippo筐体に格納します。
完成
このように軽快に使う事ができます。ポケットに入れても筐体が頑丈なので安心してどこへも携行できます。
2014年9月6日 記